今日の上司の無茶ぶり:代理説得作戦

上司が意味不明

雲行きがあやしい

「有給取ったら売上が落ちた」と言われたのが先日。
その余波なのか――今度は昇給が止まりそうな雰囲気になってきた。

なぜか私だけじゃなく、関係ない他部署まで巻き添えになりそうで、もう、さすがに笑えない。


【人づてに聞こえてきた話】

ある日のこと。別部署の同僚から、こんな話が舞い込んできた。

同僚:「あのさ、聞いた?『今年は昇給やめようか』って所長が言ってたらしいよ」
私:「えっ…理由は?」
同僚:「“有給取る人が多くて売上が伸びない”から、ってさ…」
私:「……まさか、それって俺のこと?」
同僚:「いや、わからんけど、タイミング的に怪しいよね」

ええと。

有給=売上ダウン
→ 売上ダウン=昇給なし
→ よって、有給=昇給なし?

この三段論法、中学生の三角形の証明より雑じゃない?

【代理説得作戦、発動】

そして事件はもう一つ起きる。

ある日、管理部のある社員がこんな声をかけてきた。

管理部社員:「今度、ちょっと話したいことがあってさ。軽く飲みにでも行かない?」

この人から飲みに誘われるなんて、正直かなり珍しい。
しかも、ここ数週間ずっと体調を崩していたのを知っていたから、
「ようやく元気になってきたのかな」と、ちょっと安心していた。

むしろ私は、
「体調のこととか、仕事の調整の話かな?」なんて、
こっちが心配していたぐらいだった。

――でも、違った。

飲みの席で、話は妙な方向へ向かった。

管理部社員:「……あのさ、ちょっと、有給の取り方について……こう、なんというか……うーん……見直したほうが、いいのかも……みたいな……」

ん?

その言いよどみ方。語尾の濁し方。
まるで“ジャッジメントチェーン”に縛られているかのような慎重さ。
まるで一言でも間違えたら爆発する爆弾を扱っているような、あの絶妙な間。

あぁ、これは……
察した。

案の定、上司の腹話術だった。
「俺が言うと角が立つから、お前が言ってこい」ってやつ。

そして、この代理説得作戦は――失敗。

私が納得しなかったことで、その社員は後日、上司からこう言われたそうだ。

「君の言い方が悪いから、ヒラメが話を聞かなかったんだろ!使えない奴だ!」

……おいおい、
ムチャ振りを任せたうえに、その責任まで押し付けるとか、
どこのブラック企業テンプレだよ。

【罪悪感と気づき】

私は正直、この一件で少し凹んだ。
巻き込まれたその社員に、申し訳なくて。

「自分が元凶になって他の人に迷惑がかかってる」って思うと、
正しいことをしているはずなのに、胸の奥がズシンと重くなった。

でも。

これは私が悪いんじゃない。
「代理人を使って説得しよう」とした上司のやり方こそが、間違ってる。

本来、人事や評価について部下を通して伝えようとするのは、管理職の責任放棄だ

「人を動かせなかった」んじゃないよ。
ムリゲーを断っただけ。
変な作戦にノってたら、もっとこじれてた。

筋を通した自分に、むしろ誇りを持っていい。

【まとめと問いかけ】

こんなことしてる会社が、
昇給の評価基準で「チームワーク」とか言い出したら、さすがに笑うよね。

上司のご機嫌で評価が変わる会社、あなたは働きたいですか?

「休んだら評価が下がる」って空気、どこかで終わらせないと、
誰も正直に休めなくなるし、職場の空気も腐っていく。

【次回予告】

さて、次回は「“これが!?チームワーク?」について語ろうと思います。
またモヤっとしたら、読みに来てください。

◆あとがき

こうして言葉にしてみると、
怒りも悲しさも、少し笑いに変えられる気がします。

巻き込まれた方、本当にごめん。
でも読んでくれたあなた、ありがとう。

🐟最後に:ミニヒラメのひとこと

「有給って“取るもの”であって、“罪に問われるもの”じゃないからね〜!」

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